海釣りで使う針の特徴と選び方

海釣りに使う針は一見、どれも同じように見えるかもしれませんが、実際には針先の鋭さが違っていたり全体の太さが調整されていたりと、種類によって微妙な工夫が施されています。

この違いはターゲットとなる魚の種類に対応しているためで、それぞれの習性や食いつきのパターンに合わせて最も釣りやすいものを選ぶ必要があります。針の選び方のバリエーションは豊富で、ルアーの素材やエサの種類を含めると、ほぼ無限に近い組み合わせが可能です。

釣り針の種類と特徴

海釣り初心者にとって、針の各部分にそれぞれ呼び名がついていることは、ひとつの驚きだと言います。まずは、呼び名を覚えていきましょう。

直接指で触れる部分、つまり釣り糸と直接結びつけるところをチモトといい、チモトから最初の曲線につづく部分を胴といいます。魚が直接食いつく部分が針先で、その手前の突起がカエシになります。海釣りの針で最もポピュラーと言われるのが丸セイゴ型で、汎用性が高くターゲットを特定しないフィッシングスタイルではよく使われます。

丸セイゴ型と同じくらい汎用性が高いのが伊勢尼で、おもにチヌに対して使われていますが、それ以外の中型、大型魚に対しても有効なようです。比較的小型で口のちいさな魚には袖やキツネとよばれる針が使われ、よりバラシやすいために扱いには繊細なテクニックが必要となります。

釣り針のサイズや色の基準とは?

海釣りで使われる針は、タイプによって太さや色が異なります。基本的に大型の魚には太いものを、小魚には細いものを選ぶのが最善の選択となります。また、同じ太さであっても魚のエサへの食いつき方によって最適な形状が変わってくるため、上級者になるほど多種多様な種類の針を用意し、状況に応じて使い分けることが必要です。

また、形状だけでなく色味が違っているのは、感知できる色の種類が魚によって異なるためです。派手な色に食いつく魚もいれば、反対に刺激の弱い色を好む魚もいます。太さや形状のチョイスは正しくても色の選択がミスマッチであれば釣れる魚も釣れなくなってしまうため、この3つの要素を慎重に比較したうえで選びましょう。

釣り針の選び方とは?

釣具専門店では幅広い種類の釣り針が売られていますが、初心者のうちはできるだけ汎用性が高く、どんな魚にも対応できるものを選びましょう。汎用性が高いとされているのは丸セイゴ型や伊勢尼型で、胴が長く太さが標準的であるという共通点があります。

このふたつはともに中型から大型の魚に効果があるとされ、エサを丸飲みするため針先がかなり奥まで引っかかりやすく、初心者でもバラシにくいというメリットがあります。大きな魚は豪快にエサを飲み込むため、多少テクニックが未熟でも気づかれにくいのかもしれません。

大物用の釣り針に慣れてきたら、今度は小魚用の袖やキツネにチャレンジしてみましょう。このふたつが中級者向けと言われるのは根がかりが多く、なおかつバラシやすいためです。その分釣り人としてのキャリアが試されるため、熟練者にとっては腕の見せどころでもあります。

まとめ

海釣り用の針は根もとからチモト、胴、腰曲げ、フトコロなどいくつかの呼び名に分かれています。とくにカエシは魚の食いつき具合に直接影響する部分であるため、ターゲットに合わせた形状のものを使い分けなければなりません。

中型から大型魚のほうが基本的にバラシが少ないため、全体で見れば初心者向きとされています。口の小さな魚には袖やキツネなどの胴長のタイプが使われ、根がかりやバラシのリスクが高いためベテラン向きと言われています。