ロッドについての基礎知識を解説

自分に向いているロッドを選ぶところから、釣りの楽しみは始まります。一般向けの釣具では大きく、スピニングタイプとベイトキャスティングタイプに分かれます。

それぞれに使いやすいところと注意点があるため、初心者のうちは釣具専門店のスタッフにアドバイスを受けるのが確実かもしれません。まずはパーツの名前を正確に覚えることからはじめましょう。

一本式のワンピースタイプからツーピース、あるいはスリーピースタイプまで構造的にもバリエーションが豊富にあります。状況に応じて使いやすい釣具を選ぶスキルも、上達を早めるうえではずせない要素といえるでしょう。

ロッドのパーツ名と役割

ロッドがなければ釣りは始められません。いくつかのパーツに分かれたロッドをいろいろ工夫してカスタマイズし、自分にとって使いやすいオンリーワンのロッドを選ぶことが、釣りの醍醐味でもあります。

まず、トップとは食いついた魚のアタリを敏感に伝える部分です。コルクなどが使用されている場合が多く、固い素材ほどアタリをわかりやすく感じられるため、よりスピーディに魚と闘うことができます。手もとで直接握る部分がグリップで、竿のお尻の部分がロッドエンドです。

ほとんど英語の直訳で、わかりやすいネーミングになっています。ロッドはそれ全体で魚の重さを受けとめる構造になっているため、できるだけがっしりしたものを選びましょう。ただし、頑丈なだけでは必ずしも強い釣具とは限りません。骨組みがしっかりしていながらも適度な柔軟性があり、しなるような形で衝撃を受けとめられるロッドが万能と言えるでしょう。

ロッドの素材と長さについての基礎知識

素材と長さによって、ロッドの使い心地が決まります。現在までに広く使われている素材にはカーボン、ボロン、グラス、ケブラーなどがあります。カーボンとは炭素繊維のことで、強度と柔軟さを両立させた質感が魅力です。グラスとはガラス繊維であり、カーボンやボロンなどが使用される前に主流であった釣具素材です。軽快なキャスティングとしなりが特徴で、短いサイズのルアーで最も力を発揮する素材になっています。

ボロンやケブラーはカーボンと組み合わせて使用され、衝撃に弱いというカーボンの弱点を補う素材としてビギナーから熟練者まで安定して支持されている釣具です。長いルアーは大物釣りに対応できるかわりに重量が重いため扱いにくく、そのうえ先端部分の脆さが気になる場合があります。

初心者にはどんなロッドがおすすめ?

幅広い釣りのスタイルに対応できるようにつくられている初心者向けのロッドであっても、釣りのポイントやねらう魚ごとに適したパーツを使い分けるのが、上達への早道です。スタイルに合わない釣具を無理して使いつづけるとそれだけ変なクセがつき、故障の原因になりますので、タックルは自分に合ったものを購入しましょう。

初心者のうちはついつい有名メーカーの高価な釣具に頼りがちですが、値段が高いからといって必ずしも使いやすいとは限らず、反対にリーズナブルな製品のほうがかえって手にフィットし長く使える場合もあります。選ぶ基準がどうしてもわからないようであれば、ショップのスタッフにおすすめを一式そろえてもらうのも手っ取り早いかもしれません。

まとめ

ロッドを選ぶ前にまずは、「自分が本当に楽しみたい釣りのスタイル」を考えることからはじめましょう。自分のスタイルがはっきり決まらないうちに見切り発車で釣具を選んでしまうと、使いにくさから結局短期間で挫折することになります。

「弘法は筆を選ばず」は上級者だけの特権だと心得ましょう。ロッドの価値を決めるのは値段でも、ブランドでもありません。有名メーカーの高級釣具があなたにとって使いやすいとは限らず、むしろリーズナブルな量産品のほうが長く使えるパートナーになってくれるかもしれません。